も~も~スクール活動(酪農出前講座)

事業概要

子供達が直接牛と触れ合って搾乳を体験したり、酪農家の生の声を聞いたりすることで、毎日給食で飲んでいる牛乳の生産現場や優れた栄養価について知るとともに、食と農に対する関心を高めることを目的としています。
また搾りたての生乳の温かさや牛の体温を直接感じることで、食と命の繋がりを実感し、食べものに対する感謝の気持ちや生き物に対する優しい心を育むとともに、いのちの尊さを感じてもらいたいと願っています。

も~も~スクールの体験内容

酪農・牧場の話

牧場での毎日の仕事、牛の体の仕組み、牛の一生等について紙芝居やスライド、実物大のパネルやクイズにより酪農家自らが解説し、安全安心な生乳生産への取り組みや酪農への理解を図ります。

酪農・牧場の話イメージ

酪農・牧場の話イメージ

バター作り体験

牛乳と生クリームから簡単にできるバター作り体験と試食を通じ、牛乳から様々な食品が作られ食生活を豊かにしていることと新鮮なおいしさを学び、食への関心を高める「食育」に貢献します。

バター作り体験イメージ

バター作り体験イメージ

仔牛とのふれあい

哺乳やブラッシングなどのお世話をしながら、仔牛に直接触れてもらうことが目的です。例えば人とのコミュニケーションが苦手でも、動物が相手なら特別な笑顔を見せてくれることもあります。

仔牛とのふれあいイメージ

仔牛とのふれあいイメージ

搾乳体験

子供達が自分の手で直接牛に触れ搾乳することで、いつも飲んでいる「冷えた牛乳」とは違った、実際の生乳の温かさや乳房の柔らかさを感じてもらうことを目的とした体験をしていただきます。

搾乳体験イメージ

搾乳体験イメージ

も~も~スクール開催の効果

最近の子供達を取り巻く状況として、食生活の乱れや学校での動物飼育の機会減少(命の尊さを学ぶ機会)などがあり、このような中で私たちに何ができるか考えたとき、酪農は命の循環の中で生産活動を行う「命の産業」といわれることから、酪農体験を通して伝えられることがあると考えます。

  1. 動物との触れあいがもたらす効果
  2. 体験を通じての「気付き」や「感謝の心」
  3. 教職員から見た総合学習(社会学習)への有効性

こどもたちへのアンケート

体験した小学3年生~中学生、540人に対するアンケート結果より

酪農の仕事や牛乳の大切さを感じたか?

牛乳をもっと飲みたいと思ったか?

体験した子供達のアンケート結果からも、食と農への関心が高まり、
食べ物への感謝の気持ちや命を大切に思う気持ちなどが読み取れます。

教職員へのアンケート

酪農体験は牛乳理解や食と農のつながりの理解につながると思うか?

も~も~スクールが貢献できること

酪農家は消費者の方々との直接的な接点があまりにも少なく、また酪農業は日本の基幹産業ですが一般の方々の実生活とあまり馴染みがありません。米や野菜の生産の現場は身近にたくさんあるけれど、牛乳やヨーグルト、アイスクリーム、チーズ、バターなど乳製品の生産の現場は遠く離れていることが多いのです。
私たちは牧場という生産の現場と、食卓という消費の現場との物理的な距離は縮めることができなくても、本事業を通じて心理的な距離感や溝を埋めていきたいと考えています。生命産業と称される酪農業を通して、自然との共生や牧場の営みに触れ、肌で感じてもらい、本来であれば牧場で体験することが最も効果が上がると考えますが、受け入れ牧場や交通機関・費用等の問題もあり、酪農家から子供達に近づいていく出前講座方式での「も~も~スクール」を開催することとなりました。
何卒本事業の趣旨をご理解の上、たくさんの問合せをお待ちしております。

子供たちの笑顔と言葉

  • 子供たちには搾乳体験、バター作り体験、仔牛との触れ合い、酪農・牧場の話と、どれもが新鮮な体験だったらしく、生き生きとした表情を見てとれました。
  • 子供たちの好奇心旺盛で積極的な関わりは、主催側としてもいつも大きな驚きと関心を持つことができます。
  • 時には未就学のちびっこ達の元へ訪問しますが、体験メニューができるか大人の不安をよそに子供たちは元気いっぱい、臆することなく仔牛との触れ合いや搾乳体験に取り組んでくれます。

こどもたちの笑顔とことば

子供たちの笑顔と言葉イメージ

子供たちの笑顔と言葉イメージ

震災からの復興とも~も~スクール、そして今後

震災や原発事故は福島の酪農へも甚大な影響を及ぼし、震災より原発事故等の被害で県内76戸の酪農家が休業となり未曾有の災害となりました。
また、原発事故の影響は福島県産原乳の出荷制限指示がでるなど、県内酪農家や関係者へ大きな衝撃が走りました。その後、原乳のモニタリング検査が定期的に行われ、原乳出荷制限指示が解除されたのが約一ヶ月後でした。
このような中、消費者へ福島県産牛乳の安全・安心をいち早くPRするために“も~も~スクール”の開催も検討されましたが、学校等においては校庭等の除染問題や、子ども達には屋外での活動の時間が制限されるなど、活動事態に制限がかかることもあり当面は開催を見送ることしかできませんでした。
しかし、未曾有の事態に、私たち大人も大きなストレスや不安を抱えている中、子ども達はもっと大きなストレスや不安を抱えていることを知り、その子ども達に私たち酪農家達ができることは何だろうと考えた結果、“も~も~スクール”という答えが必然的に出てきました。
こんな時だからこそ“も~も~スクール”をとおして子供達に笑顔を取り戻す活動としたいと誰もが思い、たくさんの酪農家が活動へ理解し参加して下さいました。
そして、平成24年11月に2年ぶりに開催することができ、以降、も~も~スクールの活動を継続しています。
私たちが子ども達に笑顔を取り戻してほしいと思いで活動する中で、逆に子ども達から元気をもらうこともあります。子ども達は給食で牛乳を飲み、身近な食品であることで乳牛や子牛に触れることに抵抗はないように感じます。子ども達の興味を持つことや知りたいという好奇心あふれた表情や姿に酪農家がもっと応えてあげることで、酪農への興味をもってくれることは本当にうれしくも思いますし、生産者と消費者との絆が生まれる瞬間です。
も~も~スクール活動を酪農家とともに継続していくことは、酪農業を知ってもらうということだけではなく、子供たちへ命の大切さや温もりを酪農家が伝えるという大きな役割を担っています。これから将来を担う子供たちにとっての「命の授業」を酪農家と一緒に学んでみませんか?

開催実績

福島市立中野小学校/会津美里町立尾岐小学校/会津美里町あやめ保育所/福島市立青木小学校/石川町立中谷第二小学校/浪江町立浪江中学校/須賀川市立白江小学校/郡山市立高倉小学校/福島市立大久保小学校/郡山市立薫小学校/川俣町立富田小学校/福島県立大笹生養護学校/福島市立ふくしま西幼稚園/福島市立福島第四小学校/相馬市立飯豊小学校/石川町立石川小学校/南相馬市立鳩原小学校/白河市立みさか小学校/南相馬市立太田小学校/大玉村立玉ノ井小学校/古殿村立山上小学校/古殿村立大原小学校/喜多方市立上三宮小学校/須賀川市立西袋第二小学校/郡山市立あさか第一小学校/福島県立盲学校/福島市立福島養護学校/会津美里町立宮川小学校/保原シャローム学園認定こども園大田/会津若松ザベリオ学園小学校/古殿町立古殿小学校/会津美里町立高田小学校/須賀川市立白方小学校/中島村立吉子川小学校/県立西郷養護学校/本宮市立和田小学校/西郷村立川谷小学校/二本松市立新殿小学校/須賀川市立長沼小学校、他
平成28年11月末現在

申込み方法

下記お問合せまたはお電話にてご連絡ください。追って担当支所・研究会(県北・県中・県南・浜/※会津地方は県中支所管轄)よりご連絡いたします。
また開催に関するご質問にもお答えいたしますのでお気軽にご連絡ください。
も~も~スクール総合窓口電話番号…0243-33-1101(代)
(担当:指導課/渡辺・増子)
開催時期・日程等により、ご要望にお応えできない場合があります。予めご了承願います。

・も~も~スクール活動については、下記より案内パンフレットをダウンロードできます。

パンフレットダウンロード

下記リンク先にも牛乳や乳牛に関する情報が記載されていますので、ぜひ併せてご覧ください。

酪農教育ファーム支援活動

活動内容

福島県内には酪農体験をとおして、食といのちの学びを支援する「酪農教育ファーム」を推進している牧場がいくつもあります。
詳細については下記リンク先にてご確認ください。
中央酪農会議 酪農教育ファーム活動について

下記リンク先にも牛乳や乳牛に関する情報が記載されていますので、ぜひ併せてご覧ください。